本交流展は、ワイマールバウハウス大学ネーミッツ教室が授業の一環として広く日本文化を理解する目的で来日するに当たって、東京藝術大学美術学部の学生との交流企画の一環として計画されたものである。本企画では専攻や学年を越えた学内公募形式を採用することで、学生の主体的・積極的な参加意識を促す。また個々人の作品製作・発表が中心となる交流展に対し、両大学の学生が共同で作業・製作を行う機会としてワークショップを開催する予定である。これによって学生同士のさらなる相互交流・理解が深められるであろう。「Green Space」は企画提案者であるバーバラ・ネーミッツ教授が取り組んできた作家活動や「Work at Artists' Gardens Weimar」などのプロジェクトの性格を反映するものであると同時に、国や文化などバックグラウンドの違う学生であっても共通して取り組むことが可能である包括的・普遍的なテーマとして非常に意義のあるものといえよう。また、本企画展・ワークショップを通して一つの共通のテーマに対して個々人の様々な理解やアプローチが提示されることにより、文化と文化、大学と大学、個人と個人といった様々なレベルでの視点・方法の交換の為の有意義な場となることが期待される。



「“Green Space”という言葉は、学生達によって個々に、オープンに、そしてそれぞれの個人の作品に適するように解釈され得るでしょう。この文脈において、“Space”は幾何学的な三次元を表しているだけではなく、空間の多様な個々の次元を探求する可能性として理解されるでしょう。それは「自然」、庭園、ランドスケープ、社会的生活、またはこの“Green Space”という言葉に結びつくそれ以外のものかもしれません。さらに個々の作品は媒体を自由に選択しながら展開されます。」  

−バーバラ・ネーミッツ